はじめに|毎試合、本気で勝ちにいって疲れていませんか
管理人はずっと、1試合1試合を本気で勝ちにいっていました。勝てば気分が良くなり、負ければ気分が悪くなる。1試合ごとに気持ちが乱高下して、毎日、疲れて疲れてしょうがなかったです。
でも、勝率100%は絶対に無理です。続けていれば、Xパワーは自分の実力に合った数字に落ち着いていきます。みんな、負ける試合があることは分かっています。分かっているのに、負けることを考えていない。どの試合も、勝てて当然だと思っている。だから辛くなるし、見落としも出るし、安定もしなくなります。
管理人がザップ(N-ZAP85)でXP2600に届いたときに理解したのは、全部勝とうとしないことでした。
01勝てない試合は、存在する
きっかけは、ある有名な配信者の方の言葉でした。キルが取れるブキは「どんな試合でも勝ちに持っていけるブキ」。逆にバケツのようなブキは「勝てる試合を確実に勝てるブキ」。
聞いたとき、なるほどと思いました。裏を返すと、勝てない試合を勝てる試合に変えるのは難しいということです。つまり、勝てない試合は存在します。考えれば当たり前なのに、管理人は全部勝とうとしていて、いちばん大事な部分を見失っていました。
管理人はザップの前、プライムシューターコラボのようなキルが取りやすいブキを使っていました。不利な状況でも、キルで覆せる場面があります。覆せるからこそ、どの試合も力技でひっくり返そうとしていました。目の前の対面に勝てば勝ち、負ければ負け。毎試合が、そういう勝負になっていました。
本気でやること自体は、悪くありません。足りなかったのは「負ける試合もある」という前提です。勝てて当然だと思っているから、そこまで頑張ってキルを取らなくていい試合でも、無理に取りにいっていました。
やることは逆でした。力技でひっくり返すのではなく、試合のあいだずっと、すこしだけ有利な状態を保つ。
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料金と申し込みを見る →02Xパワーは「1試合」でなく「1セット」で動く
Xマッチは、3勝するか3敗するまでを1セットとして、セットが終わったときにXパワーが動きます。1試合負けても、その場でパワーが下がるわけではありません。
Xパワー2500未満の場合、変動の幅は次のとおりです。
| セットの結果 | Xパワーの変動(最小幅) |
|---|---|
| 3勝0敗 | +75 |
| 3勝1敗 | +50 |
| 3勝2敗 | +25 |
| 2勝3敗 | −25 |
| 1勝3敗 | −50 |
| 0勝3敗 | −75 |
出典:任天堂サポート「スプラトゥーン3 更新データ Ver.6.0.0」。Xパワー2500以上は変動幅が小さくなります(2500以上3000未満は±15・30・45)。計測直後や、相手とのパワー差が大きいときは、これより大きく動くことがあります。
03勝率をたった1%上げると、100試合でXPは+50
上の変動幅を使って、勝率ごとにXパワーが100試合でどう動くかを計算しました。
| 1試合の勝率 | 100試合でのXパワー |
|---|---|
| 50% | ±0 |
| 51% | +50 |
| 52% | +100 |
| 53% | +150 |
| 55% | +250 |
| 60% | +500 |
Xパワー2500未満・変動が最小幅どおり・勝率が一定、という前提の計算です。
勝率1%につき、100試合で+50。勝率5割5分なら、100試合で+250です。
勝率を1%上げるとは、どういうことか。考え方は2つあります。
1つめ。100試合のうち、負けていた1試合を勝ちに変える。たった1試合です。
04実際に調べてみました|管理人と協力者Bさん
前シーズン(2026年夏)の6月末から、Xマッチを毎試合記録してみました。協力者Bさんの記録も一緒に調べています。
| 管理人 | 協力者Bさん | |
|---|---|---|
| 期間 | 2026年6月26日〜8月16日 | 2026年6月28日〜8月21日 |
| 試合数 | 552試合 | 964試合 |
| 勝率 | 51.1%(282勝270敗) | 50.4%(486勝478敗) |
| 3連敗以上 | 37回(最長7連敗) | 54回(最長8連敗) |
| 1日の勝率 | 33%〜71% | 38%〜60% |
| 一気に下がった最大 (負け越しセットが連続) | 200 16試合・2日間 | 300 20試合・3日間 |
| 上がったり下がったりしながら 下がった最大 | 約400 112試合・6日間 | 約325 43試合・4日間 |
2人とも、勝率は5割をほんの少し超えているだけです。3連敗は何十回もあります。勝率が3割台の日もあります。
それでも、管理人も協力者Bさんも、このシーズンにXパワーの最高値を更新しました。
勝率が50%を超えているシーズンの中でも、下がる時は下がります。管理人は、負け越しのセットが4回続いて、2日間で一気に200下がりました。上がったり下がったりを繰り返しながらだと、6日間で約400下がった時期もあります。
勝ち越していても、400下がる時期はあります。1試合、1日、1セットの結果で「下手になった」と決めるのは早すぎます。
051%の作り方|MAXを狙わない。いつもより、ほんの少し
「この試合はキルが取れるから、20キルしよう、30キルしよう」。調子がいいと、つい上を狙いたくなります。でも、MAXを狙うと無理な場面が増えて、ミスも増えます。
狙うのは、いつもより、ほんの少しだけ良い試合です。「あれ、この試合、余裕あるな」と思える試合の数を増やします。
- いつもより1デス少なく。1回デスすると、前線に戻るまでだいたい10秒。5分の試合の約3%を、いない状態で過ごすことになります
- いつもより1キル多く。20キルを狙うのではなく、いつもの数に1つ足すだけ
- いつもより、ちょっとだけ塗る。いつもより1回スペシャルを回す。ザップならここです。実力が五分五分なら、塗れている側のほうが戦いやすくなります
勝った試合と負けた試合で、何がどれだけ違ったのか。2人の記録で、1試合あたりの平均を比べました。
表の見方:たとえば1行目は「管理人が勝った試合では、1試合あたり平均5.2回キルしていた。負けた試合では4.4回だった」という意味です。
管理人(N-ZAP85・500試合・勝率51.2%)
| 勝った試合 | 負けた試合 | 差 | |
|---|---|---|---|
| キル | 5.2回 | 4.4回 | +0.8回 |
| アシスト | 5.7回 | 3.8回 | +1.9回 |
| デス | 5.1回 | 6.8回 | −1.7回 |
| スペシャル | 4.9回 | 4.7回 | +0.2回 |
| 塗り | 1240p | 1191p | +50p |
協力者Bさん(スプラシューター・929試合・勝率50.5%)
| 勝った試合 | 負けた試合 | 差 | |
|---|---|---|---|
| キル | 7.3回 | 5.6回 | +1.7回 |
| アシスト | 1.8回 | 1.4回 | +0.4回 |
| デス | 4.5回 | 5.5回 | −1.0回 |
| スペシャル | 3.2回 | 3.3回 | −0.1回 |
| 塗り | 979p | 964p | +14p |
勝った試合と負けた試合を分けていたのは、キル1〜2回、デス1〜2回の差でした。20キル、30キルの差ではありません。
では、1つ多いと勝率は何%変わるのか。
| 管理人 N-ZAP85 | 協力者Bさん スプラシューター | |
|---|---|---|
| デスが1回多い | −5.1% | −4.1% |
| キルが1回多い | +2.5% | +3.4% |
| アシストが1回多い | +5.4% | +5.5% |
| スペシャルが1回多い | +1.6% | −1.1% |
| 塗りが100ポイント多い | +0.8% | +0.3% |
デスが1回多い試合ほど、勝率は4〜5%低いという結果でした。目標の1%より、ずっと大きい数字です。
塗りとスペシャルは、1回あたりの差はわずかです。でも管理人のザップでは、塗りが100ポイント多い試合は勝率が0.8%高い。「この試合はいつもより200多く塗ろう、300多く塗ろう」は難しくありません。計算の上では、それだけで2%、3%と積み上がります。塗りブキは、塗ることで確実に有利を持ってこられます。
協力者Bさんのスプラシューターでは、スペシャルが1回多い試合のほうが、勝率が1.1%低いという結果でした。キルで試合を動かすブキは、たくさん塗ってスペシャルの回数を増やそうとすると、かえって動きが不利になっているのかもしれません。
つまり、塗ればいい、スペシャルを回せばいい、ではありません。自分のブキに合った、勝ちにつながる行動を1%増やす。塗りブキなら、塗りとスペシャルです。
キルで試合を動かすブキなら、数字には出せませんが、たとえば潜伏の時間をいつもより10秒伸ばしてみる。それで勝率が1%上がるかもしれません。自分のブキでは何が勝ちにつながるのか。1つずつ確かめていくと、どんどんうまくなれます。
負けている試合ほどデスが増える、という面もあります。だから「1デス減らせば必ず勝率が5%上がる」とまでは言えません。それでも、データの上でこの差があるのは事実です。勝ちと負けの差がこれだけ小さいなら、いつもより1つだけ良くする価値は十分にあります。
ザップは、不利な試合をキルでひっくり返すブキではありません。代わりに、どの試合も、状況をすこしだけ良くできます。すこし良い状況で戦う試合が増えれば、落とす試合があっても、勝ちが1つ多く残ります。
06手を抜くのとは違う
全部勝とうとしない、は手を抜くことではありません。
100点や120点の試合を1つ作るのではなく、60点の試合の数を増やす。やることは毎試合同じです。変えるのは「この試合を絶対に勝つ」という力みだけです。
勝ちたい気持ちが強くなると、動きが速くなります。速くなると味方から離れて、1人で前に出て、やられます。管理人は何度もこれで崩れました。
「負けていい。だからペースを落とす。」
07正直な話|上がり続けるわけではない
勝率55%を保てば、100試合で+250。ただし、ずっと続くわけではありません。Xパワーが上がれば、相手も強くなります。勝率はだんだん5割に近づいて、Xパワーは実力に合った数字に落ち着きます。
だから、上げ方は1つしかありません。今の自分より、ほんの少しうまくなる。1%ぶんうまくなれば、Xパワーはあとから付いてきます。
うまくなれば、パワーは自然と上がる。Xパワーを上げようとするより、1%の上積みを続けるほうが、結果として早く上がります。
08今日からやること3つ
- 結果は100試合で見る。1試合も、1セットも、一喜一憂の範囲内です
- 自分のブキに合った「勝ちにつながる行動」を1つ決める。ザップなら、塗ってスペシャルを回す。キルで試合を動かすブキなら、潜伏の時間をすこし伸ばす、など
- 「いつもより1デス少なく」か「いつもより1キル多く」のどちらか1つを選ぶ。両方はやらなくていいです
連敗が続いて苦しいときの抜け方は、こちらで書いています。
まとめ
- 勝てない試合は存在する。全部勝とうとすると、辛くなり、見落とし、安定しなくなる
- Xパワーは1セット(3勝か3敗)で動く
- 勝率1%につき、100試合でXP+50(Xパワー2500未満の場合)
- 考え方① 100試合のうち、負けていた1試合を勝ちに変える
- 考え方② 1試合の中で、たった1%だけ勝ちにつながる行動を続ける
- 勝率51%でも、3連敗は何十回も来る。400下がる時期もある。結果は100試合で見る
- 勝った試合と負けた試合の差は、キル1〜2回、デス1〜2回。デスが1回多い試合は、勝率が4〜5%低い
- 塗ればいい、スペシャルを回せばいい、ではない。自分のブキに合った行動を1%増やす
- MAXを狙わない。いつもより1デス少なく、いつもより1キル多く
- 手を抜くのではない。60点の試合の数を増やす
- うまくなれば、パワーは自然と上がる
半分くらいは、負けていい。100試合のうち、1試合だけ。それだけでXPは上がります。
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