01先に結論|音を届ける3つの約束
Switchの映像をキャプチャーボードでPCに取り込み、Discordの画面共有で見せる。やること自体は単純なのに、「音が届かない」でつまずく人が本当に多い。管理人も昔、最初にやったときは届きませんでした。
原因はほぼ決まっています。先に3つだけ覚えてください。
① 共有するとき「画面全体」ではなく「アプリ」タブから選ぶ
② 選んだあとに出る「音声を共有」のスイッチをONにしてから「配信する」
③ Windowsの音の出口(ヘッドホン/スピーカー)と、Discordの「出力デバイス」を同じものにしておく
それから大前提がひとつ。Discordはブラウザ版ではなく、デスクトップアプリ版を使ってください。ブラウザで開いたDiscordはアプリの音を共有できないので、映像だけの配信になります。
ここから先は、OBS(無料の配信ソフト)がある人とない人で手順が分かれます。どちらでも共有はできます。
02OBSがある人の手順|全画面プロジェクターが一番ラク
管理人がいま使っている方法です。OBSの「全画面プロジェクター」でゲーム画面だけを1枚の画面にして、それをDiscordで「アプリ」として共有します。
正直に書くと、ここにたどり着くまでに遠回りしました。OBSのカメラ機能(仮想カメラ)を試したけど音が出ない。ウィンドウ共有もうまくいかない。最終的に友達に「全画面プロジェクターにすればいい」と教えてもらって、あっさり解決しました。同じ遠回りをしないように、最初からこれでいきましょう。
STEP A OBSでゲーム画面を1枚の画面にする
- OBSを開く。真ん中のプレビューにSwitchの映像が映っていることを確認映っていない人は、この記事の 05 にある初期設定を先に
- プレビューの映像の上で右クリック
- 「全画面プロジェクター(プレビュー)」にカーソルを合わせ、右に出るディスプレイを選ぶモニターが2台ある人は、ゲームを映したい方を選ぶ
- ゲーム画面だけが画面いっぱいに表示されればOK戻すときは、その画面の上で右クリック→「閉じる」か Esc キー
STEP B Discordで共有する
- Discord(デスクトップ版)を開き、ボイスチャンネルに入る
- 左下「通話中」の下にある画面共有ボタン(モニターに矢印のマーク)を押す
- 上のタブで「アプリ」を選び、一覧から「全画面プロジェクター(プレビュー)」のサムネイルをクリック「OBS 31.x - プロファイル…」の方ではなく、ゲーム画面だけが映っている方
- 次の画面で「音声を共有」をONにして「配信する」画質は 720p / 30fps で十分。回線が細いときはここを下げる
- 相手に「映ってる?音は聞こえる?」と一言。これで完了
音が乗らないときの、OBS側の設定(1回だけ)
OBSは初期設定だと、取り込んだゲーム音をPCのスピーカーに出しません。Discordはスピーカーに出た音を拾うので、OBSから音が出ていないとDiscordにも乗らない。次の設定で音を出すようにします。
- OBSの「音声ミキサー」にある映像キャプチャデバイスの右の歯車→「オーディオの詳細プロパティ」
- 「音声モニタリング」の列を「モニターと出力」にして閉じる効かないときは、一度「モニターオフ」に戻してからもう一度「モニターと出力」にすると直ることがある
03「音が届かない」と言われたときのチェック8つ
上から順に確かめてください。たいてい1〜3で直ります。ひとつ直したら、共有を止めてもう一度「配信する」からやり直すと反映されます。
- 1. デスクトップアプリ版のDiscordを使っていますか?ブラウザ(Chrome・Edge)で開いたDiscordはアプリの音を共有できません。アプリ版を入れて、そちらから通話に入り直します。
- 2. 「画面全体」ではなく「アプリ」タブから選びましたか?「画面全体」だと音声のスイッチが出ない・音が乗らないことがあります。共有を止めて「アプリ」から選び直します。
- 3. 「音声を共有」のスイッチはONですか?選んだ直後の画面にあるスイッチです。共有中は画面下のバーの音量マークがミュートになっていないかも確認。
- 4. OBSの「音声モニタリング」は「モニターと出力」ですか?(OBS経由の人)自分のヘッドホンでゲーム音が聞こえていればOKです。
- 5. Windowsの音の出口と、Discordの「出力デバイス」は同じですか?画面右下のスピーカーマークで今の出力先を確認→Discordの設定(歯車)→「音声・ビデオ」→「出力デバイス」を同じものか「Default」に。OBSのモニタリングデバイス(設定→音声→詳細設定)も同じ出口に。
- 6. OBS(共有元)を「管理者として実行」していませんか?片方だけ管理者権限だと、Discordが映像や音を取れません。OBSを普通に起動し直すか、Discordも「管理者として実行」でそろえます。
- 7. Discord設定「音声・ビデオ」の画面共有まわりを切り替える下にスクロールした「画面共有」の項にある「試験的な方法で音声を取り込む」を一度OFF→ONにしてDiscordを再起動。同じ画面の「オーディオサブシステム」を「Legacy」にして再起動で直った例もあります。
- 8. 最後の手段:Discordを完全に終了して開き直す画面右下の通知領域のDiscordアイコンを右クリック→「Quit Discord」。それでもダメなら、その日は通話の声だけで進めて、あとで落ち着いて見直しましょう。
音が届かなかったとき、管理人は普通の画面共有だけ選んでいて、プロジェクターにしていませんでした。もうひとつ多いのがマイクの設定。Discordの「音声・ビデオ」は入力(マイク)と出力(ヘッドホン)が分かりにくくて、ここが変になっていると、ゲーム音以前に会話がうまくいかない。ゲーム音+ヘッドホン+マイクを同時に使うときは、入力と出力を全部いちど確認するのが結局いちばん早いです。
04OBSがない人の手順|「デバイス」タブで直接共有
OBSを入れていなくても、Discordだけで共有できます。共有するものを選ぶ画面に「アプリ」「画面全体」の右に「デバイス」というタブがあり、ここでキャプチャーボードを直接選べます。
- キャプチャーボードをPCにつなぎ、Switchの電源を入れるキャプチャーボードを使う他のソフト(OBS・付属ソフト)はすべて閉じる。同時には使えません
- Discord(デスクトップ版)でボイスチャンネルに入り、「画面を共有」ボタンを押す
- 上のタブで「デバイス」を選ぶブラウザ版だと出ません
- 一覧からキャプチャーボードの名前を選ぶ→音声デバイスもキャプチャーボードになっているか確認→「配信する」
- ゲーム音が相手には届くのに自分には聞こえないときは、Windowsの「サウンド設定」→「録音」→キャプチャーボード→「聴く」タブ→「このデバイスを聴く」にチェック終わったらチェックを外しておく
「デバイス」タブが見当たらないときは、①ブラウザ版で開いている ②キャプチャーボードが認識されていない ③他のソフトが使用中、のどれかです。なお、キャプチャーボード付属ソフト(RECentralなど)の画面を「アプリ」で共有する方法は、画面が青くなる・止まるといった相性問題の報告があるので、おすすめしません。
05OBSを入れておくと便利な理由
「デバイス」タブでも共有はできますが、長く使うならOBS Studioを入れておくのがおすすめです。無料で、配信・録画ソフトの中でもっとも広く使われているものの1つ。多くの配信者やゲーム実況者が使っているので、困ったときに検索すれば日本語の解説がすぐ見つかります。録画もできるので、自分のプレイを見返す練習にもそのまま使えます。
https://obsproject.com/download
「Windows」を選んでダウンロード→実行。ずっと「次へ」でOK。Windows 10 / 11 対応
入れたあとの初期設定(3分)
- OBSを起動。最初の「自動構成ウィザード」は「録画のみ最適化」で進めるか、キャンセルでOK
- 下の「ソース」パネルの「+」→「映像キャプチャデバイス」→そのまま「OK」「ゲームキャプチャ」ではなく「映像キャプチャデバイス」
- 開いた画面の「デバイス」でキャプチャーボードを選ぶ→OK。真ん中にSwitchの映像が出れば成功似た名前が2つ出たら両方試す。音が出ない機種は「カスタム音声デバイスを使用する」にチェック
- 「音声ミキサー」の映像キャプチャデバイスの歯車→「オーディオの詳細プロパティ」→音声モニタリングを「モニターと出力」にこれでゲーム音がヘッドホンから聞こえ、Discordにも乗る。あとは 02 の手順へ
06コーチングを受けるときの準備
ずんだもchのコーチングは、Discordで通話しながら進めます。ここまでの手順ができていれば、当日は「入って、共有して、始める」だけ。事前に見ておいてほしいのはこの3つです。
- Discord(デスクトップ版)を入れて、通話できる状態にしておく。マイクとヘッドホンの入力・出力もここで一度確認
- キャプチャーボードがある人は、この記事の手順で画面共有をひととおり試しておく。キャプチャーボード+Discordの組み合わせがあると、リアルタイムで一緒に画面を見ながら話せるので、ものすごく便利です
- キャプチャーボードがない人も大丈夫。試合のリプレイコードを送ってもらい、こちらの画面で再生して共有しながら進めます
まとめ
Discordの画面共有で音が届かないのは、設定の難しさではなく「選ぶ場所」の問題でした。
- Discordはブラウザ版ではなくデスクトップアプリ版を使う
- 共有は「画面全体」ではなく「アプリ」タブから選ぶ
- 「音声を共有」をONにしてから「配信する」
- Windowsの音の出口とDiscordの「出力デバイス」をそろえる
- OBSがある人は「全画面プロジェクター」を出して、それを共有するのが一番ラク
- OBS経由は「音声モニタリング=モニターと出力」が必須
- OBSがない人は「デバイス」タブでキャプチャーボードを直接選ぶ
- コーチングはキャプチャーボードがあると便利。なければリプレイコードで進める
一度つながれば、2回目からは1分です。最初の5分だけ、この記事を横に置いてやってみてください。
コーチングに応募する